登記ってどんなもの?(2)

前回、登記された土地・建物の登記記録は、登記簿として登記所で管理されており、登記所(法務局)で誰でも確認できることを話しましたが、この登記簿(登記記録)とはどのように管理されているのでしょうか?

 

登記所には,磁気ディスクをもって登記簿を調製し,コンピュータ・システムにより登記事務を行っている登記所(以下「コンピュータ庁」といいます。)と,土地・建物の登記用紙をつづって編成したバインダー式の登記簿を備え登記事務を行っている登記所(以下「ブック庁」といいます。)があります。
(1 ) コンピュータ庁
登記簿は磁気ディスクをもって調製されています。コンピュータ庁では,所定の請求書を提出すると,だれでも登記事項証明書(登記事項の全部又は一部を証明した書面)の交付を受けることができ,また,だれでも登記事項要約書(登記事項の概要を記載した書面)の交付を受けることができます。なお,この登記事項証明書は,登記簿の謄本・抄本と同じ内容のものです。
(2 ) ブック庁
登記用紙をつづって編成されている登記簿には,土地登記簿と建物登記簿があります。ブック庁では,所定の請求書を提出すると,だれでも登記簿の謄本・抄本の交付を受けることができ,また,だれでも登記簿を閲覧することができます。

以前はブック庁しかありませんでしたが、コンピュータ化によって、私たちの近くの松山地方法務局やその砥部出張所はコンピューター庁になっています。